こんな方が学んでいます

多様な立場の方がそれぞれの目的を持って共に学んでいます。

池田浩子さん 看護師

興味のあったチーム医療の
多職種協働についての研究

チーム医療での多職種協働を円滑にするための人間関係やコミュニケーションに興味があり、研究しています。研究対象の医療チームでの活動を観察したり、各職種の方にインタビュー調査を行いました。 自分の分野とは異なる職種の人からの意見はとても刺激になり、同じことでも表現の仕方が違って学びになり、新しい発見や気づきがたくさんあります。そして、自分自身の知見を広げていきたいと強く思うようになりました。

池田 浩子さん 看護師

南田理恵さん 助産師

幅広い知識や研究を通して
助産師教育を追求

助産所を運営する法人経営をしています。行政からの委託で虐待リスクの高い妊産婦への支援を他の機関や専門職と連携して行っています。より良いケアのために医療的なケアだけでなく、心の問題や福祉についての知識が必要であると感じ研究方法を学びたいと思って入学しました。 大学院では、質的・量的研究の考え方や方法だけでなく、対人職種の臨床現場にありがちなコミュニケーション技術や誤解の心理学などが学びになっています。

南田 理恵さん 助産師

藤原奈津子さん 障害者支援相談員

日常生活の出来事に、
科学的根拠のある意味付け・色付けをできる喜び

他大学社会福祉学科で社会福祉の勉強をしていましたが、福祉や対人援助についてもっと深く学び、私たち視覚障害者の生活について考えるために進学しました。 中途視覚障害者が自分の人生をどう捉えているかを視点に研究を進めながら、自分自身と向き合っています。 自分の障害を感じることなく、みんなと同じフィールドで学ぶことができているのは、一人の研究仲間として受け入れてくれているからだと思います。

藤原 奈津子さん 障害者支援相談員

大北理津子さん 短期大学非常勤講師、元幼稚園教諭

子ども同士の対人葛藤における
保育者の援助について研究

保育現場でやりがいを感じていましたが、「いつかじっくり勉強がしたい。実践と理論を備えたい」という思いで大学院進学をしました。教育学・心理学・福祉学の3分野の授業では、対人援助職として「人間理解」をする時に多くの学びを得ています。これまでの自分の実践や人生経験が必ず繋がっており、社会人大学院生という強みと大きな意味を感じています。 また、多職種の方々と一緒に学ぶ上で得るものも多大で、対人援助職として共通しているものもあれば、視点が違う捉え方もあり、「目からウロコ…」「面白い!」と毎回感じています。自分の職業も俯瞰して捉えることができ、この大学院を選んでよかったと心から思っています。 保育の分野で、子ども同士の対人葛藤における保育者の援助について研究しています。保育者へのインタビューを基に質的研究を進め、子どもの自己の育ちを支える保育者の援助について研究しています。

大北 理津子さん 短期大学非常勤講師、元幼稚園教諭

伊藤 真介さん 看護専門学校専任教員

保守的な学生の自己肯定感を育てる研究

看護学校の教職に着くことになり、改めて看護師として病院で行ってきた教育との違いを考えるようになりました。自分の経験や技術を看護学生にどのように伝えることができるのか、また臨床教育の中で求められるものは何か学ぶために勉強していきたいと思い進学しました。 大学院生はそれぞれ職種、経験年数が違うので、授業では色々な方面から意見が出て、多角的に物事を捉えることができ、新たな学びとなりとても新鮮に感じています。 研究の計画としては、看護学生の自己肯定感を育てる関わりを通して、問題解決能力を向上させることで、保守的な学生が、挑戦的に行動が変化するのではないかという視点から研究を進めています。

伊藤 真介さん 看護専門学校専任教員

長井奈名さん 看護師

外来看護師の教育観の変化についての研究

私は医療活動のなかで、乳幼児から高齢者までの患者・家族指導、またスタッフ教育を行っています。しかし、その指導や教育の方法は自分なりに行っており、正しく理解されていないのではないかと感じていました。大学院では「教育学」「心理学」「福祉学」のカリキュラムで、より深く伝えるための方法と教育に必要な知識を学びたいと思い進学を決めました。 授業はとても楽しく、あっという間に時間が過ぎていきます。研究としてはまだ迷いはありますが、現在携わっている「排尿ケアチーム活動を経験する外来看護師の教育観の変化」について研究を進めています。

長井 奈名さん 看護師

間礼子さん 保健師

保健師の経験から
職場環境の問題意識などを理論的に探究

知人がこの大学院に進学しており、大学院での学びについて聞いている内に、自分も進学したいと考えるようになりました。これまでの職場での経験や問題意識などを理論的に考える機会としたいと考えたからです。入学当初は、授業と仕事の両立が大変と感じることもありましたが、その生活パターンに慣れてくると楽しく学ぶことが出来ています。授業で他の方とのディスカッションが多く、色々な職種の人と話合うことが刺激になり、気づくことも多いです。

間 礼子さん 保健師

高野裕子さん 保健師

現代社会の中で踊りがどのように存在しているのか、
踊りの持つ可能性の研究

大学院進学は他分野の方々と共有しながら自身の知識を深めたいとの思いからです。 大学院では自分自身の可能性の広がりを感じ、学びを深めています。些細な問いかけにも丁寧に答えてくださる先生方や、同級生、先輩方との意見交換などを通して自分の考えがより明確に磨かれ、様々な視座から刺激のある日々を過ごしています。 踊りを作る過程における他者との言葉や身体でのやりとりは、子ども達だけでなく私達が生きていく上でとても重要な部分であると考えています。主に子ども達との「踊りを通した学び」について研究を計画、そこから踊りが現代社会の中でどのように存在しているのか、踊りの持つ可能性や、踊りを通した関わり合いから生まれるものについて研究を進めています。

高野 裕子さん ダンサー、振付師、ダンス指導者