修士課程科目紹介

臨床教育学総論

担当 森脇 健夫
内容 日本の臨床教育学の開拓の試みは、1990年ごろから、新たに始まりました。そうした臨床教育学の構想を、本学の臨床教育学研究科で蓄積されてきた研究・教育の努力と到達を踏まえながら、整理して提示し考察します。

課題研究Ⅰ・Ⅱ

担当 全教員
内容 修士学位請求論文と密接な関係を持つ課題研究は、教育学、心理学、福祉学にかかわる各臨床領域において、各自のテーマについて発表・討論を中心に進め指導します。

実地研究

担当 全教員
内容 教育、福祉、保育、医療等の各実践現場における、行動・態度観察、調査、臨床経験等を通して今日的な研究課題を自ら見出し、その解決に向かって実証的かつ実践力に富む高度な臨床的研究能力を培うことを目的としています。

― 教育学関連 ―

教育問題特論

担当 森脇 健夫
内容 教育(学校等)の諸問題についての「地図」(何がどこで起こっているのか)を把握し、テーマ(例「子どもの貧困」)を事例として取り上げ、社会歴史的背景、実態調査例等の分析・考察を行う

教育社会学特論

担当 安東 由則
内容 教育社会学の歴史や方法論について理解を深めるとともに、具体的な研究の精読、議論を通じて、教育実践などの臨床の場に生かせる視点や方法を考えます。
f

生徒指導特論

担当 押谷 由夫
内容 現在、生徒指導上の課題となっている事柄について、検討・分析し、特に、児童・生徒と教師の教育的人間関係の構築と個と集団の同時発達、道徳教育の充実という視点から考えます。

― 心理学関連 ―

発達臨床心理学特論

担当 河合 優年
内容 この授業では、発達心理学を基礎として、子どもの発達を扱う、幼児教育現場、学校現場、家庭など実践応用を含めた、現場主義の発達心理学を学びます。適宜討論の時間を設けます。

障害児・者の教育と心理

担当 中井 昭夫
内容 特別支援教育の中でも重要な神経発達障害について、行動、社会性、認知、学習、運動面など最新の科学的知見などを学び、障害特性に応じたライフステージを見据えた効果的な支援を実践するための基本的な知識を習得します。

― 福祉学関連 ―

人間・社会福祉学特論

担当 中尾 賀要子
内容 中高齢期の「老い」について理解を深め、「老い」の諸問題に対する社会福祉的介入について考察します。自分自身および自分の周りの人々、さらに様々な背景をもつ人々の高齢化とそれに付随する問題について理解を深めます。

子ども・家庭福祉学特論

担当 倉石 哲也
内容 子どもの権利が擁護されていない家庭的社会的状況について分析を試み、支援の方策とその課題について考えます。貧困文化の家族ダイナミックス等、臨床的理解についても理解を深めます。

時間割

2023年度前期

6時限
18:10~19:30
生徒指導特論
(押谷由夫)
学校臨床学
特論※
(中井昭夫)
教育問題特論
(森脇健夫)
こども・家庭
福祉学特論
(倉石哲也)
人間・社会
福祉学特論
(中尾賀要子)
臨床教育学特論
(森脇健夫)
3時限
14:00~15:20
7時限
19:40~21:00
教育社会学
特論
(安東由則)
発達臨床
心理学特論
(河合優年)
心理アセスメントの
理論と実際※
(中井昭夫)
現代教師特論
(森脇健夫)
臨床教育学総論
[必修]
(森脇健夫)
4時限
15:30~16:50
※はリモート授業です。 ※以外はハイブリッドです。

2023年度後期

6時限
18:10~19:30
道徳教育学
特論
(押谷由夫)
教育心理学
特論
(河合優年)
課題研究1 教育福祉特論Ⅰ
(倉石哲也)
障害児・者の
教育と心理※
(中井昭夫)
現代子ども理解
特論
(森脇健夫)
3時限
13:10~14:30
7時限
19:40~21:00
人権教育学
特論
(押谷由夫)
調査研究計画
(安東由則)
特別支援教育
特論※
(中井昭夫)
社会調査法
(中尾賀要子)
臨床教育学
総合演習[必修]
(各分野の教員)
4時限
15:30~16:50
※はリモート授業です。 ※以外はハイブリッドです。
修士課程シラバス